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粕屋郡篠栗町に福岡支店を移転 東京の東洋冷蔵


週刊経済2023年5月30日発行号

敷地面積は2・7倍の約9200㎡

総合水産商社の東洋冷蔵㈱(東京都江東区、大塚茂社長)は4月10日、福岡支店を福岡市東区松島から粕屋郡篠栗町彩り台に移転した。
同社はマグロやエビ、サーモンなど水産物の加工、販売を展開。事業拡大と、旧事務所の老朽化に伴い、生産量増加、耐震性の向上を図る狙い。敷地面積は従来の2・7倍となる約9200㎡。建物は2階建てで、物流倉庫は1・5倍の公称3300トン。スタッフ数も約20人増やし、90人体制となった。長期展望としては130人を目指して採用予定。松永有司支店長は「自然豊かで、利便性も高い場所。水産物を通して九州・沖縄地区のお客さまに美味しさと笑顔を届けるために事業を推進する。水産物の価格上昇が続いているが、冷凍マグロをはじめとした水産物を安定的に供給することを使命にこれからも経営を続けていく」と話している。
同社は1971年設立。資本金は21億円。従業員数は827人。