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粕屋町に研究開発拠点 リックス
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週刊経済2024年11月6日発行号
投資額は19億5千万円
機械商社のリックス㈱(福岡市博多区山王1丁目、安井卓社長)は10月23日、粕屋郡粕屋町仲原に新製品の研究、開発施設を建設。11月1日から稼働した。投資額は過去最大の19億5千万円。
施設名は「リックス協創センター」。場所は県道24号福岡東環状線・貝田交差点近くの「粕屋南部消防組合消防本部 中部消防署 西出張所」の向かい。建築面積1055㎡。地上4階建てで、延べ床面積は3802㎡。流体制御技術を軸とした新製品の研究・開発施設で、直近ではEV/HEV電池製造工程向けの研究開発や福岡県内大学との水素関連の研究開発などに取り組む。1階は組み立て室。2階は実験室、計測室、クリーンルーム、ドライルーム、3階は開発設計室と研究室、4階は会議室、応接室、カフェテリア、屋上広場を備える。NB(ニュービジネス)開発本部所属の約30人が同所に常駐する。安井社長は「社会課題や顧客課題に寄り添い、テスト、分析、解析を経て新製品やサービスを開発していく」と話している。
同社は1907年創業、64年5月設立。資本金は8億2790万円。売上高は497億円(24年3月期)。従業員は723人(同)。東京証券取引所プライム市場、福岡証券取引所に上場。