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粕屋町に共同の賃貸用物流施設 SGリアルティと三井不動産


週刊経済2021年9月7日発行

日立物流九州が入居

SGホールディングスグループ傘下のSGリアルティ㈱(京都市南区、吉田貴行社長)と三井不動産㈱(東京都中央区、菰田正信社長)は8月26日、粕屋町に共同の賃貸用物流施設の建設を始めた。完成は22年9月の予定。
施設の名称はMFLP・SGリアルティ福岡粕屋。九州自動車道福岡インターチェンジに近い佐川急便の営業所として利用された敷地(約1万7900㎡)を再開発し、鉄骨造り4階建ての物流施設を建設する。開発計画は三井不動産、完成後の運営・管理はSGリアルティがそれぞれ担当、施設を一棟貸借するBTS事業として計画検討を進め、入居テナントは㈱日立物流九州の入居が決まっている。
延べ床面積は約3万6100㎡。各フロア倉庫の高さは6・5メートルを確保し、多くの荷物を保管できるほか、全館LED照明、非情報発電機を備えることで環境やBCP(事業継続計画)に配慮したほか、休憩コーナーや会議室なども整備しているという。
両社では「双方のノウハウを結集し、より先進的で質の高い物流施設の提供を目指していきたい」と話している。