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米国ロサンゼルス近郊で賃貸アパート開発 西日本鉄道
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週刊経済2022年12月13日発行
米Adept社など5社共同で
西日本鉄道㈱(福岡市博多区博多駅前3丁目、林田浩一社長)は、関電不動産開発㈱(大阪市北区、藤野研一社長)や㈱サンケイビル(東京都千代田区、飯島一暢社長)とともに各現地子会社を通じて、田村建材㈱ (福島県いわき市、田村哲朗代表取締役)と米国の住宅デベロッパー・Adept Development(以下Adept社、米国カリフォルニア州パサディナ市、Patrick Chraghchian代表)の5社共同で事業運営会社を設立し、米国カリフォルニア州モンロビア市に賃貸アパートを開発する。
今年度までの現中期経営計画の重点戦略として海外不動産事業の収益拡大を推進する西鉄では、現在ベトナム、インドネシア、米国、タイ、フィリピンの5カ国で住宅・収益不動産などを展開。今回、長期的な経済成長や安定的な不動産需要が見込める米国における6番目の案件として、人口約1300万人を有する全米第二の都市圏であるカリフォルニア州ロサンゼルス都市圏で、単身者などを主なターゲットにした賃貸アパートの開発プロジェクトに参画する。同開発の敷地面積は約7400㎡。賃貸アパートの間取りはStudio、1BR(ベッドルーム)、2BR、3BRで構成し、総戸数は232戸。今年9月に着工しており、2024年9月に完成予定。
ロサンゼルス近郊に位置するモンロビア市は、1887年発足の長い歴史を持つ都市で、人口規模は小さいものの高級住宅エリアや企業が多く集まるパサディナ市が近く、住宅地として人気の行政区という。ロサンゼルス市ダウンタウンからも車、電車で約40~50分に位置し、ロサンゼルスやその周辺都市への通勤や通学が便利で、今後も賃貸需要は高い水準を維持する見込み。今回開発する賃貸アパートは、ロサンゼルス市ダウンタウンへつながるゴールドラインのメトロモンロビア駅から徒歩約1分に位置。駅周辺は、今後開発が計画されており、また、レストラン等の商業店舗が集積する中心街も徒歩圏内であり、交通・生活利便性に恵まれているという。西鉄グループとパサディナ市を中心に不動産開発、建設、設計を自社グループで手掛けるAdept社との共同開発は今回が初めて。