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米・NewElk炭鉱独占販売権を取得  三井松島インターナショナル    炭鉱開発のCline社に20億円融資


 産業資材卸売業・三井松島産業株式会社(福岡市中央区大手門1丁目、米澤祥一郎社長)の100%子会社で海外石炭事業を手がける三井松島インターナショナル社(豪州)は、6月24日、米国のNewElk炭鉱から産出される石炭における独占販売権を取得した。
 これは、鉱業事業のCline社(カナダ)が同業のNewElk(米)が所有するNewElk炭鉱を買収することが決まり、同社が炭鉱買収額である約20億円をCline社に融資することから、その見返りとして独占販売権を取得したもの。豪州やカナダ、インドネシアに続き石炭供給先を確保することで石炭資源事業の売上拡大を目指す。
 融資時期はこの7月中を予定しており、融資期間は2年で金利率は6%。同炭鉱は現在生産を休止しているが、Cline社が取得した後に初年度50万トン、次年度200万トンの石炭産出を目指して開発に着手する。同社では「NewElk炭鉱には選炭工場や貨車積施設があり、良質な原料炭を確保することができる」と話している。