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米フードテックベンチャーと資本業務提携 力の源ホールディングス
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週刊経済2022年9月21日発行
自販機商品を共同開発
㈱力の源ホールディングス(福岡市中央区大名1丁目、河原成美社長)は9月1日、米国のフードテックベンチャーYo-kai Express Inc.(ヨーカイ エクスプレス、Andy Lin CEO)と資本業務提携を締結し、コンテンツパートナーとして共同開発した自動調理販売機「Yo-kai Express(以下、ヨーカイエクスプレス)」用ラーメン商品の販売を開始した。
ヨーカイエクスプレスは、丼に入った形状で冷凍保存された食品をメニューごとに設定された最適な調理を経て、最短90秒で温かい料理を提供する自動調理販売機。現在、国内では東京都内2カ所にラーメン専用のヨーカイエクスプレスが設置されている。今回の資本業務提携によって販売機の増産を加速し、今後主要な駅や空港などに展開して国内外での設置台数引き上げを図っていく。同時に、同社がヨーカイエクスプレス仕様に開発した「一風堂 博多とんこつラーメン」と「IPPUDO プラントベース(豚骨風)ラーメン」(各税込980円)の2種類の販売も開始し、今後は麺の硬さが選べる機能や、替玉の商品化も視野に入れているという。
同社では「新たなパートナーとともに、お互いの技術やノウハウを生かしながらシナジーを生み出し、新しいライフスタイルの発展に貢献していく」と話している。
ヨーカイエクスプレスは2016年に創業したシリコンバレー発のフードテックベンチャー。日本のうどんなどの自動調理販売機から着想し、独自の自動調理販売機を開発。米国内では約50カ所に販売機を設置しており、これまでに20万食以上の実績を持つ。