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簀子小跡地に医療と福祉の複合施設が開業 熊本市の桜十字とJR九州
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週刊経済2024年1月2日、10日合併号
施設名は「りすのこスクエア」
医療・介護事業の桜十字グループ(熊本市南区)とJR九州グループ(福岡市博多区)が、同市中央区大手門3丁目の簀子小学校跡地で開発を進めてきた複合施設「りすのこスクエア」が完成。1月以降順次施設を開業する。
同施設は2014年に統廃合された簀子小学校跡地活用事業として、2021年秋に着工。8560㎡の敷地には、「桜十字大手門病院」(100床)、介護型有料老人ホーム「ホスピタグラン大濠公園」(65室)で構成する9階建て病院棟(延べ床面積11600㎡)と、JR九州が運営する13階建ての自立型有料老人ホーム「SJRザ・クラス大手門」(168室、延べ床面積13500㎡)、さらに冷暖房完備の体育館(約1200㎡)や芝生広場(約3千㎡)」などを整備。快適な住環境と医療、賑わいの場の提供で、地域の活性化と災害対策拠点としての機能を果たしていく。体育館は1年前の22年12月に先行開業しており、今後はJRが運営する有料老人ホームが1月11日、病院棟(病院、有料老人ホーム)が2月1日にオープンする。
12月20日には完成式典が開かれ、西川朋希桜十字グループ代表は「安心・安全、賑わい、交流の拠点として、これからも地域の皆様と一緒に街づくりを進めていきたい」と抱負を語り、古宮洋二JR九州社長は「街中での開発は六本松に次いで2カ所目。自立、介護、病院のセットがこれからの安全安心を届ける。その1つのモデルができた」と感想を語った。