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篠栗町にファスティング(断食)旅館オープン  東京都のコプラス    老舗旅館をリニューアル


 不動産コンサルティング業などの株式会社コプラス(東京都渋谷区、青木直之社長)は8月2日、糟屋郡篠栗町に断食体験ができる旅館をオープンした。
 これは同社が地方創生プロジェクトの一環として取り組んでいるもので、篠栗町や篠栗町観光協会などと連携し、老舗旅館「若杉屋」をリノベーションしたもの。企画・運営は同社で、設計は九州大学OB相談のる研 糸島空き家プロジェクト、施工は村瀬建設が実施した。名称は「ファスティング旅館 若杉屋」。延べ床面積は615平方m(地上2階建て)。定員数は20人。「“内臓・こころ・脳”のお手入れができる宿」をコンセプトに、断食やハンモックを使用した瞑想と森林セラピー、篠栗周辺のお遍路や座禅、写経をするお遍路メニューなど3つのプログラムを用意。ターゲットは健康意識の高い女性や外国人観光客が大半だが、企業向けに福利厚生としての活用も勧めており、確保が難しい平日の集客を図る。料金は3泊4日プラン(48000円)と2泊3日プラン(36000円)の2コース。同社は「自分自身でしかケアできない内面を休め、生活習慣を見直す手伝いをする場所として多くの人に利用してもらいたい」と話している。