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管理物件に「スマートアパート」導入 シノケングループ


スマホで家電操作が可能に

投資用アパート・マンション販売の子会社を傘下に持つ㈱シノケングループ(福岡市中央区天神1丁目、篠原英明社長)は4月、IoTを利用して家電の操作ができるサービスを同社管理物件向けにスタートした。
IoTデバイス「Shinoken Smart Kit」を設置し、居住者のスマートフォンに専用のアプリをダウンロードすることで、音声による居室内の家電操作や、照明・エアコンの自動操作も可能でAIスピーカーとの連動も開発中という。利用可能な家電は、テレビ、エアコン、照明、オーディオ、空気清浄器、室内カメラ、ロボット掃除機、電動カーテンなどで、室内カメラと人感センサーによって、離れて暮らす家族の様子を確認できる仕組みも開発済みという。
また、玄関や窓に取り付けたセンサーによって、留守中の侵入者など異変が発生した場合、指定のスマートフォンにアラートを発信・通知するスマートセキュリティ (スマートロック+ウインドウセキュリティ)機能もあり、スマートロックは、アプリやICカードでの開閉、オートロック機能、鍵のシェア、ワンタイムパスワードなど一般的な機能のほか、スマートフォンをインターフォンとして、来訪者の確認をすることも可能。同社グループで販売する投資用アパート「ハーモニーテラス」シリーズのほか、約3万戸の既存賃貸管理物件にもオーナーの希望に沿って順次導入。またマンションの「ハーモニーレジデンス」シリーズへの導入も検討している。

2018年4月17日発行