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筑肥線姪浜―西唐津駅間に新型車両 JR九州 在来線で15年ぶりに新型導入
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九州旅客鉄道株式会社(福岡市博多区博多駅前3丁目、青柳俊彦社長)は2月5日、福岡市営地下鉄と相互直通するJR筑肥線の姪浜―西唐津駅間に新型車両を導入し、運行を開始する。在来線の列車では15年ぶりの新型車両。総投資額は約57億円で、6両6編成の計36両を順次導入する。
唐津方面に向かう先頭車両の床は、木材を使用したフローリングで、「ななつ星in九州」など同社の列車をデザインしてきた水戸岡鋭治氏が手掛けるなど、観光要素を取り入れた。また、同社で初めて「押しボタン式開閉ドア」を採用し、筑肥線の西唐津―美咲が丘駅間では、乗降客が自身で車内外に設置された押しボタンを押して扉を開閉することができる。無駄な開閉を減らすことで、車内の冷暖房効果を高めることができるという。
さらに、高効率の駆動用モーターを採用し、従来の電車に比べて消費電力を6割程度に抑えることができるほか、客室の照明はLEDを採用するなど、省エネルギー性を重視した車両であることも特徴。
同社の鉄道事業本部・運輸部の松尾英典担当部長は「新型車両は人にやさしく、環境にもやさしいスマートトレインと言える」と話している。