NEWS

  • 地域

筑紫野ICそばに22万平方メートルの物流施設   東京都のコマーシャル・アールイー   07年度中めどに完成


 事業用、投資用など不動産総合サービスの株式会社コマーシャル・アールイー(東京都中央区京橋2丁目、甲斐田啓二社長、以下CRE社)は、07年度中の完成をめどに、筑紫野市大字古賀に22万平方メートルの物流施設の開発を計画している。
 これは、住和ホーム企画株式会社(北九州市八幡西区陣原1丁目、鷲尾清次社長)と五洋建設株式会社九州支店(福岡市中央区警固1丁目、小林義明常務執行役員支店長)が共同開発を進めていた土地を、同社が物流用施設として取得し、開発計画に着手するもの。同社にとっては過去最大規模の土地開発で、有効宅地面積10万5,600平方メートルに、テナントの希望するオーダーメード型の専用物流施設を開発する。
 場所は九州自動車道「筑紫野」インターチェンジ(以下筑紫野IC)そば。筑紫野ICの周辺区域は、筑紫野市が交通利便性を生かした大規模な流通業務ゾーンとしての土地利用を推進していることから、物流拠点としての将来性を見込み、開発するという。現在、テナントの選定に伴い、複数の事業案を検討中で、07年度中の完成を目指している。完成後も、同社が組成するファンドへの組み入れをはじめ、複数案検討しているが、中核事業のプロパティマネジメント業務については、同社が請け負うことを前提にしている。  
 CRE社は1980年6月設立。資本金31億8,190万円。従業員数184人。設立以来、倉庫や工場、店舗などの事業系不動産をメーンに展開し、95年に株式を店頭登録(現ジャスダック証券取引所)している。04年11月に株式会社幸洋コーポレーションから、事業用・商業用を意味するコマーシャルと、不動産を意味するアールイー(Real Estateの略)を合わせた現社名に変更。06年3月期売上高は267億1,401万円。