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筑紫野市と包括連携協定を締結 筑紫女学園大学


学生派遣で社会人基礎力を養成

筑紫女学園大学(太宰府市石坂2丁目、中川正法学長)は8月7日、筑紫野市と包括連携協定を締結した。
隣接する筑紫野市と幅広い分野で相互に連携協力することで、地域社会の発展や人材育成に取り組むことを目的としたもの。同市とはこれまでも小中学校や市のイベントへのボランティア派遣などのつながりがあったが、締結により一層の連携を促進する。主な連携協力事業として、市が主催する各種イベントへの参画、小学校、幼稚園、保育所での研修会への参画やボランティアに学生派遣など人材育成に関すること。また、地域コミュニティ事業への参画、子育て支援事業などに学生が積極的に参画することを掲げている。今後、具体的な活動は協議を行っていくという。同日、筑紫野市役所で藤田陽三同市長と中川学長との調印式を実施。藤田市長は「筑女のもつ知的、人的資源を筑紫野市の課題解決のために生かしていただくことは大変光栄。人口減少、高齢化に歯止めをかけ、活力ある街づくりをともに目指す」とあいさつ。一方、中川学長は「筑紫野市との連携事業は教員にとっては研究成果を社会に還元できる場で、学生にとっては習得した知識や技能を地域社会で生かすことを通して専門性の応用や社会人基礎力の養成につながるなど、貴重な教育、研究活動の場になる」と述べた。

2018年8月14,21日合併号