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筑後市新溝毛抜に新工場 アグリス
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週刊経済2022年5月17日発行
投資額28億円、来年5月の稼働予定
医療機器や農業用生産資材の開発、製造、販売の㈱アグリス(八女市鵜池、中村裕之社長)は5月16日、筑後市新溝毛抜に医療用消毒製品の自社工場の建設を開始した。2023年5月頃の稼働予定で、投資額は28億円。
自社工場の開設は今回で2棟目。、名称は「仮称 ㈱アグリス 筑後工場」。自社の透析用消毒ケアキットを1棟目本社工場で生産していたが、手狭になり需要増に対応するため新工場を建設した。場所は八女市と筑後市の市境、県道793号線沿い八女インターから南へ約1㎞。敷地面積は9407㎡、鉄骨造り3階建てで、延べ床面積は8372㎡。新工場は現在の本社工場と比較し、床面積、製造可能数量ともに約2倍になる。新工場開設後、1棟目の本社工場では医療機器の新商品の開発、製造に取り組む。中村社長は「現在3200万個の医療用消毒ケアキットを生産している。生産性向上を図れる新工場では物流、滅菌、製造を一貫して展開していきたい」と話す。
同社は1990年9月設立。91年5月に接ぎ木用テープを開発し、アグリ事業をスタート。92年から透析用消毒ケアキットを開発し、メディカル事業を展開している。資本金は1億円。売上高は92億6400万円(21年3月)。従業員数は215人。