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筑後川の橋りょう工事などが終盤へ  有明海沿岸国道事務所


大川東―大野島間は年度内に完成

九州地方整備局有明海沿岸国道事務所が整備を進める地域高規格道路・有明海沿岸道路のうち、現在工事中の大川東―大野島間(大川市)の3・9キロ区間では、筑後川に架設される橋りょう工事などが終盤を迎えていることが同事務所への取材で分かった。
国内初の2連アーチ橋として筑後川上に架設される筑後川橋(仮称)は3月末までに橋の架設工事が終了。現在は工事で使用されていた杭などの撤去作業が行われており、8月には道路となる橋面への舗装工事がスタート。年度内の完成を目指す。また、大川東から筑後川に至るまでの連続立体高架橋はすべての工区で道路となる上部工工事が終了。今後、路面の舗装工事や安全柵、照明などの取り付け工事が本格化する。  一方、2022(令和4)年度の完成を目指す大野島―諸富(大川市―佐賀市)間では、福岡と佐賀との県境にあたる早津江川の橋りょう工事などが進んでいる。
自動車専用道路として整備されている有明海沿岸道路は2017年9月までに始点となる大牟田市の三池港から大川市の大川東間約23・8キロが開通しているほか、佐賀県内でも自動車専用道路の整備が進んでいる。

2020年6月30日発行