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第3四半期は減収も効率化で経常26%増  高田工業所 受注高は5・8%減少


 プラント建設の株式会社高田工業所(北九州市八幡西区築地町、髙田寿一郎社長)の09年3月期第3半期連結決算は、売上高が367億1800万円で前年同期比5・6%減、経常利益が28億7700万円で同26・1%増の減収増益となった。
 完工高では製鉄プラントが前年同期比18%増と大幅に伸びたが、主力の化学プラント、エレクトロニクス関連設備などが減少して減収となった。一方損益面では、各生産拠点の操業度や施工体制を考慮した受注、施工時の要員配置など事前計画や大型工事の管理の徹底による効率化・コストダウンが奏功して、営業利益も同21・4%増の302700百万円となった。期中の受注状況は、製鉄プラント(前年同期比3・7%増)、化学プラント(同4・8%増)は前年同期を上回ったが、石油・天然ガスプラント(同20・5%減)、エレクトロニクス関連設備(同20・7%減)などが減少して、全体では前年同期を5・8%下回る322億2600万円となっている。今回、通期業績予想を上方修正しており、売上高は08年8月予想比1・0%増の490億円(前期比5・6%減)、経常利益は予想比8・8%増の31億円(同8・2%減)を見込んでいる。