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第2工場の自動車部品製造設備を増強  戸畑ターレット工作所    今年度中に増設


 非鉄金属鍛造メーカーの株式会社戸畑ターレット工作所(北九州市小倉南区新曽根、清永誠社長)は今年度中に、同区沼南町3丁目の第2工場の自動車部品製造設備を増強する。
 これは、自動車メーカー向けに外装部品などを納品しているアイシン九州株式会社からエンジン部分の部品発注を受け、増強するもの。新部品製造は同工場の3分の1にあたる部分を使用。第2工場は07年1月に投資額6億円強で新設し、同年9月に、普通鋳物より寸法精度が高く大量生産できるダイカスト事業を本格的に開始。現在車両の屋根上にスキー板などを固定する器具と屋根を接続する鋳造品「ルーフレールレッグ」を月5~6万個製造し、アイシン九州株式会社に納品している。清永社長は「来期以降も工場の残りスペースを活用し、新モデル車の部品加工などの案件の話もあり、数点の見積り回答をしているので間違いなくスペースは埋まると思う」と話している。
 同社は1962年12月設立。資本金2000万円。従業員105人。08年3月期売上高17億7000万円。清永社長は北九州市八幡東区出身。1962年10月28日生まれの45歳。北九州市立大学経済学部卒。趣味は読書、博物館巡り、ゴルフ。