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第2四半期売上高は9・8%減の2378億円  ヤマエ久野


新型コロナが業務用酒類や食材卸の子会社を直撃

食品関連と住宅関連を軸とした九州最大手の独立系総合問屋、ヤマエ久野㈱(福岡市博多区博多駅東2丁目、大森礼仁社長COO)の2021年3月期第2四半期(9月中間期)連結決算は、売上高が前年同期比9・8%減の2378億7900万円、経常損益が3億4400万円の損失(前年同期は22億1300万円の黒字)と減収減益となった。
特に前年度まで業績堅調だった関東地区で業務用酒類や食材卸を展開する子会社が得意先の休業・時短営業に伴い、131億9300万円の減収、15億8900万円の減益になるなど、新型コロナウイルス感染症拡大が大きく影響した。売上高は259億2300万円の減収。また、利益面では、グループ全体でより一層の販管費削減に取り組んだものの、減収に伴う売上総利益の減少をカバーできず、経常損益は前年同期と比べて25億5700万円減少し、3億4400万円の損失となった。四半期純利益は、投資有価証券売却益を特別利益に計上したが、前年同期比58・9%減の4億4300万円となった。
第2四半期連結会計期間では営業利益、経常利益、四半期純利益ともに黒字に転換しており、通期業績予想は売上高が前期比3・5%減の5040億円、経常利益が16・3%減の41億5千万円と第1四半期決算発表時の業績予想を据え置いた。

2020年12月15日発行