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第1四半期決算は業態超えた競争激化で減収  井筒屋    コスト削減などで黒字転換


 百貨店の株式会社井筒屋(北九州市小倉北区船場町、影山英雄社長)の2011年2月期第1四半期は売上高が前期比8・6%減の216億57百万円、経常利益は前期の65百万円の赤字から4億32百万円に黒字転換した。
 厳しい消費環境を背景に業態を超えた競争が激化し、売上高は前年を下回った。また、大幅なコスト削減など収益構造の転換で黒字転換した。
 4月から「井筒屋グループ中期3カ年経営計画」をスタート。安定した利益を計上する収益構造へ転換するため、コスト構造を改革した店舗戦略の見直しなどを進めている。4月には本店でミセス対象の低価格カジュアルファッション「アンソレイユ」をオープンするほか、九州各百貨店との共同企画でオリジナル紳士服を発表。また、5月に新たな取り組みとして本店、黒崎店共同で大リサイクルキャンペーンを実施した。通期は売上高が11・2%減の859億円、経常利益が7・04倍の19億5千万円を見込んでいる。