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第1四半期売上は前期比31%増の1190億円 安川電機


週刊経済2021年7月20日発行

営業利益は約2倍の129億4400万円

モーションコントロール・ロボット開発、システムエンジニアリングなどを手掛ける㈱安川電機(北九州市八幡西区黒崎城石、小笠原浩社長)は7月9日、2022年2月期第1四半期(2021年3月~5月末)連結決算で売上収益が前年同期比31・1%増の1190億200万円、営業利益が同107・9%増の129億4400万円となったことを明らかにした。
グローバルな製造業界においてコロナ禍からの正常化が進み、製造業全般で生産増大に伴う設備投資需要が回復。国内では半導体・電子部品関連市場や自動車市場における設備投資需要が堅調に推移したほか、中国では自動車市場や第5世代移動通信システム(5G)、新エネルギー関連市場の需要が拡大し、製造業全般で設備投資が活発化した。また、アメリカでも半導体市場の設備投資が継続したほか、自動車・工作機器市場において需要が増加。欧州も経済正常化に伴う市況回復によって自動車、工作機械などで需要が伸長したという。
セグメント別では、モーションコントロールの売上収益は前年同期比35・5%増の599億3700万円、営業利益が同67・7%増の110億3500万円。ロボットの売上収益が同38・9%増の406億5100万円、営業利益が同688%増の20億5300万円。システムエンジニアリングの売上収益が同14・7%増の137億3200万円、営業利益が同578・7%増の6億200万円。
同社では今年4月に発表した2022年2月期通期連結業績を上方修正。売上収益を4600億円(前回予想は4300億円)、営業利益を540億円(同420億円)としている。