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第1四半期は少子化影響し赤字幅拡大  マツモト    新商品展開で通期は増収増益へ


 卒業アルバム制作・株式会社マツモト(北九州市門司区社ノ木1丁目、松本敬三郎社長)の09年4月期第1四半期決算は、売上高が5億6900万円で前年同期比5・3%減、経常損失は1億5000万円の赤字だった。
 一般商業印刷部門の売上高は1億7200万円で同2・5%増となったが、主力の学校アルバム部門が少子化の影響で受注が減少、売上高が3億9700万円で同8・4%減となった。利益面でも売上高減少に伴い赤字が900万円拡大し、営業損失も1億5500万円で800万円の赤字拡大となった。一方、前期に会計処理の方法の変更に伴い特別損失として計上されていた役員退職慰労金がなくなったため純損失は7500万円で1億7900万円の赤字幅縮小となった。通期では利益率の高い「インターネットウェブ卒業アルバム」などの新商品を展開するため、売上高29億円で前期比1・2%増、経常利益は3000万円で同3・8倍の増収増益を見込む。
 同社は1989年設立。資本金9億2989万円。従業員は259人。松本敬三郎社長は北九州市門司区出身。51年4月3日生まれの57歳。慶応義塾大学商学部卒。趣味は旅行。