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第二種免許の学科試験で外国語対応 福岡県警察本部
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週刊経済2024年4月17日発行号
全国初、英語など4言語
福岡県警察本部は3月27日から、バスやタクシーの運転手に必要な第二種運転免許学科試験で、外国語の試験問題の運用を開始した。
運転手不足を背景に、外国人労働者の受け入れ環境を整備する目的で全国的に推進の動きがあり、運用を開始したのは全国で初めて。導入言語は英語、中国語、ベトナム語、ネパール語。警察庁が配布した外国語での問題文の例をベースに、県警の通訳専門部署の協力で4言語の問題文を作成した。合わせて、窓口での質問などを134の言語に翻訳して字幕で表示する機器を県内4カ所の運転免許試験場(福岡、北九州、筑豊、筑後)に導入し、多言語対応を強化した。
運転免許試験課の稲田功一次席は「すでに英語・中国語の受験実績が出てきている。在留外国人の居住状況や要望を踏まえ、言語拡大も検討していきたい。人手不足の解消のために間口を広げながら、ドライバーの質の高さを維持していければ」と話している。