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第三者割当増資で3億5000万円調達  五洋食品産業    9月本社工場の設備投資へ


 冷凍洋菓子製造販売の五洋食品産業株式会社(糸島市多久、舛田圭良社長)は8月12日付で投資ファンド2者による第三者割当増資で3億5000万円を調達した。
 同社では2015年5月期決算時点で1億5000万円の債務超過があり、営業上の機会損失を防ぐため、増資で財務状況を改善するとともに、収益向上のため1億5700万円を本社工場の設備投資に充てるもの。割当先のうち、イノベーション・エンジン食品革新投資事業有限責任組合(東京)が株式保有率38・4%で筆頭株主になる。9月には設備投資を行い、既存機器の更新、新機器導入でラインを増強し、2倍の生産能力に高める。舛田社長は「単純計算すると、1カ月230万食だったのが、500万食に耐えられる工場になる。2015年決算で14億円の損益分岐点を超えたので、今後は増産で利益体質にしていく」と話している。