第三者割当増資で１億３６７１万円の資金調達　Ｎａｙｕｔａ

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週刊経済2022年1月12日発行

オリジナル製品開発費用に

ブロックチェーン技術開発の㈱Ｎａｙｕｔａ（福岡市中央区舞鶴２丁目、栗元憲一社長）は１２月２４日、第三者割当増資で１億３６７１万円の資金を調達した。
引受先はＢ Ｄａｓｈ ＶｅｎｔｕｒｅｓとＦｕｌｇｕｒ Ｖｅｎｔｕｒｅｓ（米・ボストン）。同社ではライトニングネットワーク関連開発と企業向けブロックチェーン関連開発を手掛けている。ライトニングネットワークとは、ビットコインのブロックチェーン上に決済に特化した専用の層を設けて処理能力を高め、そこで決済することでリアルタイム決済や低手数料での取引が可能になるなどビットコインをより実用的にする技術。調達資金はオリジナル製品開発費用に使用し、採用やマーケティングも強化していく。栗元社長は「長期的にはさまざまな種類のブロックチェーンが連動する世界が実現すると考えており、２つの事業の相乗効果が出てくると思っている。ライトニングネットワークも研究開発から産業に使用される時代へと入り、当社もビジネスを加速していきたい」と話している。
同社は２０１５年設立。資本金１億３９３５万５千円。従業員数５人。