NEWS

第三者割当増資で約11億円調達  メドメイン


病院グループやVCなどから

医療ソフトウエアやクラウドサービス開発・販売などのメドメイン株式会社(福岡市中央区赤坂2丁目、飯塚統社長)は8月24日、第三者割当増資により病院グループやベンチャーキャピタルなどから約11億円の資金調達を発表した。
同社が今年2月にリリースした病理AIソリューション「PidPort(ピッドポート)」をはじめとしたソフトウエア開発やデジタル化領域への設備投資、営業・開発体制の強化、マーケティング費用に投資する予定。出資者は国際医療福祉大学・高邦会グループ、福岡和白病院グループ、㈱QTnet、Hike Ventures,LLC、㈱みらい創造機構、㈱ディープコア、㈱ドーガン・ベータ、そのほかSPVスキーム、個人投資家など。飯塚社長は「病理AIの開発では多種の臓器・病変についての病理診断をサポートするAIの開発を進め、人工知能の特徴を生かした革新的な疾患予測モデルの創出を進めていく」と話している。
同社は2018年1月設立。資本金は11億9千万円(資本準備金含む)。従業員数正社員約30人(アルバイトなど含めると約60〜70人)。事業内容は医療ソフトウエア・クラウドサービスの企画・開発・運営および販売。「ピッドポート」はクラウドストレージ、遠隔病理診断、AI画像解析の3つの機能を持つ。

2020年9月15日発行