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第三者割当増資で最大30億円を調達 福岡中央銀行
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財務基盤を強化、貸出金などに充当
㈱福岡中央銀行(福岡市中央区大名2丁目、古村至朗頭取)は第三者割当により第1回A種優先株式30万株を発行する。発行価額は1株につき1万円で、払込期日は2020年3月10日。
同行の9月末での自己資本比率(単体)は7・25%で、国内基準行の自己資本比率の最低所要水準(4%)は上回っているものの、一層の財務基盤の強化を目的に第三者割当増資によって最大30億円の資金調達を図る。増資が計画通りに進めば自己資本比率は約8%に上昇する見通し。調達資金は運転資金として地場企業への貸出金などにあてる。優先株の株主は普通株主に優先して配当を受け取れるが、総会での議決権はない。また2030年4月に普通株に転換する条件がつく。割当先は既存株主や取引先を想定しており、2020年1月29日に決定する予定。同行では「地域の取引先に円滑に資金供給を行うという地域金融機関としての金融仲介機能を継続的に発揮していくことができる」としている。
2019年12月10日発行