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競技向けコミュニケーションシステムを共同開発 スポーツセンシング しくみデザイン


9月下旬販売

スポーツ計測用電子機器製造・販売㈱スポーツセンシング(福岡市南区向野2丁目、澤田泰輔社長)は9月下旬、ソフトウェア開発の㈱しくみデザイン(同市博多区博多駅前4丁目、中村俊介社長)と共同開発したスポーツ向けコミュニケーションシステムを販売する。
試合時にスタンドとベンチとのリアルタイムのコミュニケーション需要を取り込む。製品名は「SPOCOMM(スポコム)」。しくみデザインが得意とするコミュニケーション分野のシステム開発技術を取り入れたもので、コンパクトな専用サーバーと複数のスマートフォン端末からなる。音声の一斉送信のほか、画像や手描きイラストの送信もでき、主流のトランシーバーとの差別化を図る。また、競技向けのタイマーや心拍センサーなど、スポーツセンシングの各機器との連携が可能で、チーム運営からゲーム分析などさまざまな用途での活用が期待できる。価格はオープンプライス。同社では「多くのスポーツの現場を計測技術で支えてきた当社と、国内外で多くのコミュニケーション分野による実績を持つしくみデザインのシナジーを最大限に生かすことで実現できた」と話している。
同社は2015年9月設立、資本金4000万円、従業員12人。業界初の6軸センサーは移動方向、向き、回転を検出でき、さらに移動距離や移動速度などを算出できる。

2018年8月7日発行