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空港の感染症対策が国際認証を取得 福岡国際空港


週刊経済2021年3月16日発行

西日本の空港では初めて

福岡国際空港㈱(FIAC=永竿哲哉社長)は3月3日、空港で実施している新型コロナウイルス感染症対策が国際認証プログラム(AHA)の認証を取得したと発表した。
同プログラムは国際空港評議会が、世界各地における空港感染症対策と手順が国際民間航空機関(ICAO)の推奨する基準に、どの程度整合しているかを122項目で評価するプログラム。昨年7月から開始し、すでに世界200超の空港が認証を取得しているが、国内では成田空港に次ぎ国内で2番目、西日本では初の認証取得となった。すでに感染症拡大に伴い、FIACをはじめ、航空会社、警備会社、物販・飲食などのテナント業者が「チーム福岡空港」として実施し、館内における清掃や消毒を実施しているほか、利用者、空港スタッフのマスク着用、非接触化やソーシャルディスタンスの確保など対策を講じているが、こうした取り組みがプログラムの評価項目に合致していることなどから認証を取得することになった。
FIAC経営企画本部プロジェクト推進部の室園幸志副部長は「福岡空港の感染症対策が世界水準であることが認められることとなり、とてもうれしい」とした上で、「安全、安心に加え、衛生面でも万全を期した空港として内外に発信していきたい」と話している。