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積極出店で売上高、経常益ともに過去最高更新 コスモス薬品
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週刊経済2021年7月20日発行
売上高は7264億円
ドラッグストアチェーンの㈱コスモス薬品(福岡市博多区博多駅東2丁目、横山英昭社長)の2021年5月期連結決算は、売上高が前期比6・1%増の7264億2400万円、経常利益が同13・5%増の358億3500万円で13期連続の増収増益となった。ともに過去最高を更新。
インバウンド需要の比率が高かった一部店舗とスクラップ&ビルドで6店舗を閉鎖したが、九州地区の10店舗をはじめ、中国・四国・関西地区で25店舗、中部地区や関東地区で43店舗を出店するなど、新商圏への出店を積極的に展開し、店舗数は1130店舗にまで拡大。またローコストオペレーションの推進で価格競争力を高めたことも奏功し、30期連続の増収となった。利益面では自社競合に伴う一時的な収益性低下はあったが、増収基調に伴い営業利益は13・9%増の331億4700万円、純利益は同26・7%増の271億5600万円とともに増益。今期は新型コロナウイルス感染症による影響で個人消費はしばらく低調に推移すると見込まれるが、九州・中国・四国地区を基盤に新商勢圏の関東・中部・完成地区への出店も積極的に進め、通期は売上高が7500億円、営業利益が332億円、経常利益が359億円、純利益が250億円を見込んでいる。