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稲童工業団地内の土地を取得  九州イノアック    約29億円投じ新工場建設


 自動車部品や樹脂、ウレタン品製造などの株式会社九州イノアック(福岡市博多区博多駅東3丁目、赤松政雄社長)は10月22日、稲童工業団地(行橋市)内の土地4万7257平方mを取得した。
 自動車の内外装部品を製造する工場を建設する目的で取得。同社では現在うきは市や熊本県菊池市など九州内に3拠点の工場があるが、今後の自動車用部品需要増や、新たな設備を導入するなど供給力強化を目指し建設する。来春着工し、2018年4月めどに操業開始来春着工する計画。総事業費は約29億円。同社は「今後は本社機能も同所に移す計画。新たな人員採用にも取り組みつつ、取引先自動車メーカーのニーズに応えていきたい」と話している。
 同社は1966年10月設立。資本金9375万円。売上高約191億円。従業員686人。株式会社イノアックコーポレーション(名古屋市中村区、井上聰一
社長)の100%出資子会社だったが、今年1月から株式会社九州イノアックとして独立している。