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移動販売プラットフォーム「モビマル」を九州エリアに進出 東京のシンクロ・フード


週刊経済2023年10月31日発行号

福岡県、長崎県を皮切りに

東証プライム上場で、飲食店の出店開業・運用支援などの㈱シンクロ・フード(東京都渋谷区、藤代真一社長)が運営する移動販売車プラットフォーム「モビマル」が10月から九州エリアに進出し、キッチンカー事業者の登録受付を開始した。
「モビマル」は、キッチンカーやアパレルカーなどの移動販売事業者に、出店場所の提供や運営支援をするプラットフォーム。これまで関東、東海、関西、中国、四国エリアにおいて移動販売車を活用した地域創生や遊休地活用、イベント企画・運営に取り組んでおり、現在約4千の出店事業者と約2500台の車両が登録している。コロナウイルスの5類移行に伴い、全国的にモビマルへの依頼や相談が増加しているなか、九州エリアの進出に至ったもので、まずは福岡県と長崎県からサービス提供を開始した。10月の現時点で、小学校PTA主催の祭りやショップ駐車場の遊休地活用などの相談を受けており、11月の出店に向けて準備を進めている。同社では「モビマルでは『移動販売×地域創生』というビジョンを掲げて活動している。イベントにキッチンカーを派遣する形だけでなく、鉄道会社や自治体と連携した地域活性型マルシェや、自治会が主催する地域の祭りの手伝いなど、地域の方々とともに移動販売を活用したさまざまな取り組みをしていきたい」と話している。
同社は2003年4月設立。資本金5億1051万円。