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科学光学機器等増加で8カ月連続プラス  福岡空港貿易概況11月    国別は台湾、香港増


 福岡空港税関支署がまとめた07年11月の福岡空港貿易概況(速報値)によると、輸出総額は約746億円、前年同月比11・7%増となり、8カ月連続のプラスとなった。
 これは同53・4%増の23億円となった科学光学機器をはじめ、化学製品(93億円、同28・4%増)、一般機械(48億円、同24・2%増)、電気機器(457億円、同5・3%増)と軒並み増加したことが要因。主力品目のICは、数量が同0・7%減の5億9300万個と前年と比べると3カ月ぶりにマイナスになったが、価額は同8・1%増の304億円と2カ月連続してプラスになり、輸出額の大半を占める半導体等電子部品(360億円)の同8・6%増につながった。地域(国)別では、中国(183億円、同24・2%増)、台湾(105億円、同47・8%増)、マレーシア(47億円、同31・1%増)、香港(34億円、同32・4%増)は増加した。しかし、韓国(139億円、同10・3%減)、フィリピン(58億円、同5・9%減)、アメリカ(50億円、同1・3%減)は減少した。

 半導体等電子部品減で3カ月連続のマイナス

 また輸入総額は440億円(同1・0%減)で、3カ月連続のマイナスとなった。
 主力品目のICは、数量は同33・0%増の8800万個と前年に比べ5カ月連続のプラスになったが、価額は同19・7%減の183億円で、4カ月連続してマイナスになった。このため半導体等電子部品が同18・8%減の208億円と減少した。一般機械(21億円、同24・4%減)、音響・映像機器(28億円、同18・8%減)も減少した。科学光学機器は同51・2%増の23億円だった。地域(国)別では、韓国(114億円、同14・2%増)、中国(99億円、同7・8%増)は増加した。一方、台湾(97億円、同5・0%減)、アメリカ(29億円、同29・5%減)、タイ(26億円、同14・2%減)マレーシア(17億円、同1・2%減)は減少した。