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私財投じて中小企業を支援する基金設立 黒土始第一交通産業相談役


週刊経済2022年10月18日発行

毎年3団体に100万円

第一交通産業㈱(北九州市小倉北区馬借2丁目、田中亮一郎社長)の創業者・黒土始相談役は8月26日、2億円の私財を投じて中小企業を支援する基金を設立した。
地域経済の持続的な発展に向けた活動や地域福祉の向上に寄与する活動を続ける全国の中小企業・団体を表彰し、その活動を支援するもの。名称は「一般財団法人 第一交通産業創業者黒土始基金」で、代表理事には同相談役が就いた。事務局は同社の本社ビル内に置き、拠出金額は当初2億円でスタート。理事などの推薦を受けた企業・団体を3月末まで募り、毎年3団体を選定。8月に表彰して1団体当たり100万円を贈る。初年度は来年8月に表彰する。同相談役は、これまで九州を中心に自然災害の被災地域への義援金や交通安全活動資金として関係団体に寄付、母校の大分大学などに個人的な支援を続けてきた。今回の基金では全国の企業や団体などを対象としている。
同法人の役員は次の通り(50音順)。
▼代表理事 黒土始第一交通産業相談役▼理事 北野正剛大分大学学長、小鉢由美平和通り法律事務所弁護士、柴戸隆成ふくおかフィナンシャルグループ代表取締役会長、田中靖第一交通産業常務、田中亮一郎同社社長、村上英之西日本フィナンシャルホールディングス社長▼監事 磯本博之第一交通産業常務、古川直樹古川直樹税理士事務所長