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私立大学等改革総合支援事業に選定 福岡歯科大学と福岡医療短期大学


超解像顕微鏡硬組織撮影システムを導入へ

学校法人福岡学園(福岡市早良区田村2丁目、水田祥代理事長)が運営する福岡歯科大学(髙橋裕学長)と福岡医療短期大学(北村憲司学長)はこのほど、文部科学省が実施する「平成29年度私立大学等改革総合支援事業」に選定された。

同事業は、教育の質的転換、地域発展、産業界・他大学等との連携、グローバル化などの改革に全学的・組織的に取り組む私立大学等に対する支援を強化するため、経常費・設備費・施設費を一体として重点的に支援するもの。福岡歯科大学はタイプ1「教育の質的転換」(全学的な体制での教育の質的転換(学生の主体的な学修の充実等)を支援)とタイプ3「産業界・他大学等との連携」(産業界や国内の他大学等と連携した高度な教育研究を支援)、福岡医療短期大学はタイプ1とタイプ2「地域発展」(地域社会貢献、社会人受入れ、生涯学習機能の強化等を支援)に選定された。福岡歯科大学ではタイプ3の選定を受け、歯や骨の硬組織に特化した超解像度画像を取得可能なシステム「超解像顕微鏡硬組織撮影システムN-SIM-FR」を導入する予定。同学園では「導入後は、共同研究協定を結んでいる岩手医科大学と共有することで、大学間連携のさらなる活性化につなげる。また、研究者に対しても共同利用機器として活用し、大学院の研究指導の充実やリサーチマインドの醸成を期待している」と話している。

福岡歯科大学は1973年4月開学、口腔歯学部口腔歯学科を置く。福岡医療短期大学は81年4月に同大学附属歯科衛生専門学校として開校、97年4月に短期大学へ改組転換した。歯科衛生学科、保健福祉学科、専攻科口腔保健衛生学専攻を置く。

2018年3月6日発行