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福銀保証付きのSDGs私募債 ファビルス


週刊経済2021年5月11日発行

発行額は5千万円、長期運転資金として

総合ビルメンテナンス業の㈱ファビルス(福岡市博多区博多駅前1丁目、野田太社長)は3月、福岡銀行保証付の「SDGs私募債」を発行した。
発行額は5千万円で、財務代理人・保証人は福岡銀行。資金使途は長期運転資金。SDGs私募債は、引受先である福岡銀行が私募債発行に伴う収益の一部をSDGsに関する団体などへ寄付する銀行保証付私募債。一定の財務条件を満たした企業が無担保で発行する社債で、その元利金支払いを同行が保証する。発行会社は無担保かつ固定・低金利で長期安定資金の調達が可能となるほか、財務内容の健全性や成長力などを社内外にアピールできるメリットがある。ファビルスでは「地元・九州のビルメンテナンス会社として、環境保全を目的とする社会貢献の一助になれば」と話している。
同社は1958(昭和33)年に福岡ビルサービス㈱として設立。資本金は9400万円。九州地区総合ビル管理業の草分けとして建物設備管理や修繕、清掃、警備などを展開。従業員数は約1500人。