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福銀のPIFで1億円を調達 堀内電気


週刊経済2023年7月25日発行号

同行初の融資案件

太陽光発電所、電気通信設備の設計・施工業の㈱堀内電気(福岡市博多区浦田1丁目、堀内重夫社長)は7月7日、福岡銀行のポジティブ・インパクト・ファイナンス(以下PIF)で1億円を調達した。
PIFは同行独自のSDGs・ESG評価結果や国際的なインパクト算定ツールを基に、企業活動が環境・社会・経済に与えるインパクト(ポジティブな影響、およびネガティブな影響)を分析した上で、ポジティブな効果を増大させ企業の持続的な成長につながるよう中期的に伴走支援していく融資商品で、同行では初の実行案件となる。
同社は再生可能エネルギーの推進を掲げ、太陽光発電関連事業を幅広く手掛けるほか、女性や高齢者を含めた多様な従業員が働きやすい職場環境作りの創出にも力を入れ、ワークライフバランス実現のための働き方改革も注力。今後同行は融資期間である3年間で同社のインパクトパフォーマンスをモニタリングし、同社の持続可能性を高めるために伴走支援していく一方で、同社は融資額1億円を昨秋から力を入れるオンサイトPPA事業「屋根貸して事業」の運転資金に充て事業拡大を図る。堀内社長「福岡銀行が取り扱うPIFの1号案件として選ばれたことは名誉なこと。これからも再エネ推進企業として常にSDGsを意識した経営で地域社会に貢献していきたい」と話している。