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福銀と連携し、Oasisに協調融資 日本公庫北九州支店
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週刊経済2021年5月25日発行
融資総額は3千万円
㈱日本政策金融公庫久留米支店(久留米市東町、八嶋康則支店長兼国民生活事業統轄:以下、日本公庫)国民生活事業は5月13日、福岡銀行広川支店と連携し、農業者向け資材販売サイト開発、運営を手掛けるOasis㈱(久留米市荒木町、宇佐川桂吾社長:以下、オアシス)に総額3千万円の協調融資を実施した。
昨年12月にオアシスが開設した農家向け資材販売ECサイト「オアシスDEPO」を通じて、全国の農家2385件、資材販売専門業者56社の計2411件が登録。現在、58社のメーカーと提携し、農業用に開発した種子や苗など約2千点を取り扱っている。利用者は同サイト上で支払決済を行い、商品は居住地に近い登録専門店からも受け取ることができるという。専門店は宅配する場合もあるが、手渡しの際に専門店スタッフから購入商品の地域特性に応じた栽培方法や営農に関するアドバイスを実施。また、同サイトで土壌医やシードマスターなど有資格者と農家をつなげるコンサルティングサービスを計画していることから、営農者の農業定着支援および高齢化が進む既存農業者の経営改善策などが評価され、今回の融資となった。
協調融資の資金名は「新型コロナウイルス感染症特別貸付」。新型コロナ禍の影響で一時的な業績悪化を来しつつも中長期的に業況が回復し発展が見込まれる事業者を対象としている。融資限度額は8千万円で、返済期間は設備資金の場合で20年以内(うち据置期間5年以内)、運転資金が15年以内(同)となる。なお、担保は無担保。
オアシスは2020年1月に設立。資本金は5200万円、従業員数は2人(パート除く)。