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福証Qボードに単独上場 フロンティア


週刊経済2021年11月9日発行

山口県に自社工場建設

自動車パーツの企画開発・販売など手がける㈱フロンティア(福岡市中央区天神2丁目、山田紀之社長)は11月1日、福岡証券取引所の新興市場・Qボードに上場した。福証への上場は今年3社目。
2018年7月に東京証券取引所のプロ向け市場・TOKYO PRO Marketに上場していたが廃止し、ステップアップとしてQボードに単独上場した。初値は公開価格を3%上回る958円、終値は938円だった。同社は自動車のサイドバイザーやフロアマットなどを企画開発し、委託工場で製品化している。22年下期の稼働を目指して山口県に自社工場を開設予定で、調達資金は工場の建設などに充てる。21年11月期の連結売上高は16億8800万円、経常利益は1億300万円を見込む。山田社長は「上場を新たなスタートと捉え、永続する企業を目指して大きく成長していきたい」と話している。
同社は2003年12月設立。資本金5139万円。20年11月期の連結売上高は14億8千万円。従業員数17人。