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福証本則市場に重複上場 大阪のアドバンスクリエイト


週刊経済2022年10月12日発行

九州地区での営業、採用強化で

東証プライム上場で保険代理店事業などの㈱アドバンスクリエイト(大阪市中央区瓦町3丁目、濱田佳治社長)は9月28日付で、福岡証券取引所本則市場に重複上場した。
上場を機に福岡、および九州での認知度向上を図り、福岡市中央区天神1丁目の「保険市場 福岡コンサルティングプラザ」を拠点に営業活動の強化や、採用活動の推進に繋げる狙い。福証への新規上場は今年初で、東証上場会社が重複上場するのは、2011年8月のイフジ産業㈱、17年11月の㈱エストラストに次いで3社目。
アドバンスクリエイトは1995年10月設立。資本金31億5800万円。通販、対面販売、ネット完結型保険の販売など代理店事業や、保険選びサイト「保険市場」の広告事業などを展開し、2021年9月期売上高は110億1900万円、経常利益は19億2500万円。従業員319人。02年4月に大阪証券取引所ナスダック・ジャパンに株式上場後、15年10月東証2部に市場変更、16年7月の東証1部を経て、22年4月に東証プライム市場に移行している。今後九州では、現在10人が勤務する福岡コンサルティングプラザの拡大を進め、数年以内に30人体制を目指す。同社では「地元に根付き、九州経済に貢献したい」と話している。