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福証本則市場に上場 東京のマリオン


週刊経済2024年9月25日発行号

福岡で投資物件取得へ

不動産賃貸・売買、不動産証券化事業を展開する㈱マリオン(東京都新宿区富久町、福田敬司社長)は9月12日、福岡証券取引所本則市場に上場した。
同社はすでに東証スタンダード市場に上場しており、重複上場となった。不動産証券化事業では、主に首都圏の居住用マンションを対象とした不動産クラウドファンディングサービス「ⅰ‐Bond」を運営しており、九州地域の個人投資家に向けた認知度向上や、今後開発する新商品の販売拠点となってもらうための地場証券会社とのネットワーク拡大が目的。ⅰ‐Bondの対象物件として、福岡市中心部で居住用マンションを取得していく考えで、当面は本社で業務を担当し、福岡で投資物件が積み重なった段階で福岡への拠点設置も検討していくという。
福田社長は「福岡での上場に、投資家の皆さんも期待されている。地域で集めた資金を地域の不動産に投資する〝お金の地産地消〟を目指し、活性化に結び付けていきたい」と話した。
同社は1986年11月設立。資本金は13億8764万円。24年9月期の売上高見込みは28億7千万円。