福岡銀行保証付のＳＤＧｓ私募債を発行　ミドリ印刷

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週刊経済2021年6月15日発行

発行額１億円で、期間は５年

福岡市博多区博多駅南６丁目の総合印刷業・㈱ミドリ印刷（坂本満康社長）は４月１２日、福岡銀行保証付のＳＤＧｓ私募債を発行した。
発行額は１億円で、期間は５年。長期運転資金として活用する。銀行保証付私募債は一定の財務条件を満たした企業が無担保で発行する社債で、銀行が元利金支払いを保証するもの。またＳＤＧｓ私募債は、私募債発行の収益の一部をＳＤＧｓに貢献する団体などに寄付する。
同社は１９６８年創業、８８年設立。資本金は２千万円で、従業員は約１００人、グループ年商は約１５億円。これまでＩＳＯ９００１・ＩＳＯ１４００１認証取得、プライバシーマーク取得などＣＳＲ活動を進め、２００５～１６年には福岡市から社会貢献優良企業に認定されている。特に環境問題には力を入れ、全日本印刷工業組合連合会のＣＳＲ認定制度では九州初のワンスター及びツースターの認定など多くの団体の環境に関する認定を受けている。坂本社長は「ＳＤＧｓについては社会貢献活動の一環として２０１８年から取り組んでいる。さらに自社の取り組みを進めるとともに、他社にも活動を促しＳＤＧｓの普及に努めたい」と話している。