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福岡銀行保証付のSDGs私募債を発行 エム・ティ・シー


週刊経済2024年3月26日発行号

発行額5千万円で、期間は5年

携帯電話販売代理店のエム・ティ・シー㈱(福岡市博多区博多駅東2丁目、高橋祐也社長)は2月26日、福岡銀行保証付のSDGs私募債を発行した。
発行額は5千万円で、期間は5年。長期運転資金として活用する。銀行保証付私募債は一定の財務条件を満たした企業が無担保で発行する社債で、銀行が元利金支払いを保証するもの。またSDGs私募債は、私募債発行の収益の一部をSDGsに貢献する団体などに寄付する。発行会社は無担保かつ固定・低利での長期安定資金の調達が可能となるほか、財務内容の健全性や成長力などを社内外にアピールできるメリットがある。
エム・ティ・シーは2022年11月にSDGs宣言を策定し、「快適な携帯電話ライフの提供」、「社員が成長し活躍できる職場」、「地球環境への配慮」「社会貢献・地域貢献」の4つを大きな目標に掲げている。本社事務所と店舗のLED化や社内事務のペーパーレス化を推進し環境負荷軽減に努めてきた。
高橋社長は「11回目の社債発行。財務体制の良好性を社内外へアピールするのが目的」と話している。
同社は1999年5月設立。資本金1千万円。従業員数は98人(グループ)。auショップを県内で8店舗展開する。2024年2月期売上高は21億円を見込んでいる。