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福岡農業高校とのコラボ商品発売  東京のカルビー


受験応援シリーズの第7弾

菓子、食品製造販売のカルビー㈱(東京都千代田区、伊藤秀二社長兼CEO)は12月9日、福岡農業高校(太宰府市大佐野)と共同開発した商品を発売した。コラボ商品としては第7弾。
名称は「ポテトチップス合格する梅(ばい) 梅キムチ味」。今年4月から同社従業員が18回同校を訪れ、商品開発の授業の中で生徒がコンセプトやキャッチコピー、パッケージデザイン、味の最終決定など実際の開発工程に携わった。同市産の梅を100%使用し、約8カ月の開発期間を経て完成した。内容量は58g。想定価格は130円(税込)前後。中四国、九州のスーパーやドラッグストアなどで1月末まで販売予定。キャッチコピーは「キムチの辛さでやる気梅増(ばいぞう)!」で、キムチの辛さで目を覚まし、さらにやる気を出して受験・試験に打ち勝ってほしいという願いが込められている。同社は「生徒達と一丸となって取り組んだ自信作。来年度以降の取り組みについては検討中」としている。
同校は、2009年から市内で収穫した梅を使用した商品の開発に取り組んでおり、12年12月に同社九州支店にコラボレーションを提案。「地元の梅を使用した商品で受験生を応援したい」という思いが一致し、2013年度から両者共同開発の「ポテトチップス合格する梅」シリーズをエリア・数量限定で販売している。これまで同シリーズでは、梅レモン味、梅明太マヨ味、うめぇ〜ぷる味、梅肉みそ味、さくら香る梅味、梅あんこ味などを発売している。
同社は1949年4月設立。資本金120億4400万円。売上高2486億5500万円(19年3月・連結)。従業員3763人(同)。

2019年12月17日発行