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福岡農業高と共同開発のポテトチップス第5弾 東京のカルビー


九州、中国、四国で限定発売

菓子メーカーのカルビー㈱(東京都千代田区、伊藤秀二社長)は、県立福岡農業高校(太宰府市大佐野、泊義隆校長)の生徒との共同開発第5弾としてポテトチップスの新商品を12月11日、地域・数量限定で発売した。

今回は、「ポテトチップス合格する梅 さくら香るうめ味」。内容量は58g。今年4月からカルビー社員が同校を訪問して商品開発に関する授業をし、生徒がコンセプトやキャッチコピー、パッケージデザインの考案や最終的な味の決定など、実際の商品開発の工程に携わりながら4カ月の開発期間を経て完成したもの。約25万袋の数量限定で、中国、四国、九州地区で販売している。

同校では、2009年から太宰府市内で収穫した梅を使用した商品開発を開始している。その一環として12年12月、地域に根差した商品開発を進めるカルビーの九州支店にコラボレーションを提案。「地元の梅を使用した商品で受験生を応援する」という方向性が合致し、13年度から両者の共同開発で「ポテトチップス合格する梅」シリーズの商品をエリア・数量限定で販売している。

同社は1949年4月設立。資本金120億2000万円。従業員3860人。17年3月期の連結売上高は2524億2000万円。合格する梅シリーズは、これまでに梅レモン味や梅明太マヨ味、うめ〜ぷる味、梅肉みそ味を発売している。

2017年12月19日発行