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福岡証券取引所の一般正会員に加入申請  西日本シティTT証券    今年9月中間期で繰越損失解消


 西日本シティ銀行グループの西日本シティTT証券株式会社(福岡市博多区博多駅前1丁目、河谷充社長)は11月15日に福岡証券取引所(同中央区天神2丁目、奥井洋輝理事長)の一般正会員に加入申請した。
 同社は2010年5月に開業以降、顧客の多様化・高度化する資産運用ニーズに対応すべく福岡県内を中心に9店舗で営業を展開。開業から3年半を経た、今年9月中間期において、当初計画より1年半前倒しで繰越損失を解消した。また、今年から本格的に開始した引受業務でも5案件の実績を上げるなど、業容は順調に拡大。福証の一般正会員に加入することで、福岡に本社を置く証券会社として、福証と連携して積極的に企業育成を支援していくとともに、従来以上に地元企業・地域の顧客に対して質の高い情報やサービスを提供し、九州経済の発展に貢献していく考え。
 同社では、「来年度スタートする次期中期経営計画を現在策定中だが、次のステップとしてさらなる店舗・商品戦略の推進や人材の強化を図り、高い専門性ときめ細かなコンサルティングを基本とした当社のビジネスモデルを進化させていきたい」と話している。
 同社は西日本シティ銀行と東海東京証券株式会社などを傘下に持つ東海東京フィナンシャル・ホールディングス株式会社の共同出資で、10年5月に九州初の地銀の証券子会社として営業開業。資本金15億7500万円で、西シ銀が60%、東海東京FHDが40%を出資。役職員は130人(今年7月末現在)。開業時の本店営業部、天神支店(福岡市中央区、旧東海東京証券福岡支店)、北九州支店(北九州市小倉北区)に加え、黒崎、久留米、飯塚、新宮、二日市、宮崎に支店を新設している。