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福岡証券取引所に上場  コーセーアールイー    本則市場の単独上場は約7年ぶり


 ファミリー・投資型マンション「グランフォーレ」を分譲する株式会社コーセーアールイー(福岡市中央区赤坂1丁目、諸藤敏一社長)は、8月2日付で福岡証券取引所に上場した。
 これは、企業の信用力の強化、および安定した資金調達を図り、今後の同社物件開発の展開を有利に進めるのが目的。本則市場への単独上場は、第一交通産業(北九州市小倉北区馬借2丁目、田中亮一郎社長)以来約7年ぶりとなる。初値は、公募価格を2,000円上回る15万2,000円。調達資金は、現在、東京、千葉で進めている3棟の物件の開発資金に充てる。
 諸藤社長は「会社の成長のスピードを早め、今までできなかった大きな開発にもチャレンジしていきたい」と話している。

 2008年1月期の売上高見込みは65億円

 また同社の2008年1月期決算は、売上高が65億2,859万円で前期比32.9%増、経常利益が4億9,016万円で同2.0%増の増収増益を見込んでいる。
 売上高は、福岡県内でのマンション開発のほか、今年1月から東京都市圏でのマンション建設も始まり、そのうち一部の売り上げが今期に貢献するため大幅な増収を見込んでいる。経常利益は、東京都市圏でのマンション開発による仕入コストの増加、および上場費用や日本版SOX法に対応するための関連費用を計上するため、微増の見通しをたてている。
 同社は1990年12月設立。資本金は3億3,800万円。従業員数は53人。同社は、福岡市、久留米市を中心に家族向け都市型マンションを22棟、資産運用型マンション16棟を手掛けている。
 諸藤社長は福岡市出身。1955年6月24日生まれの52歳。九州共立大学経済学部卒。趣味は、スキューバダイビング、ゴルフ。