福岡空港方面にエリア拡大　ｎｅｕｅｔ

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週刊経済2023年3月28日発行

福岡空港南駐輪場などにポート新設

シェアサイクルサービス「チャリチャリ」を運営するｎｅｕｅｔ㈱（ニュート、福岡市中央区長浜１丁目、家本賢太郎社長）は３月８日、サービスの利用可能エリアを福岡空港、ベスト電器スタジアム方面に拡大した。
福岡市内のサービスエリアは、展開当初の天神・博多エリアから拡大を続け、南区・西区、東区・アイランドシティ方面でポートの新設や車体の追加を進めてきた。今回は博多区の福岡空港・ベスト電器スタジアム周辺、空港東側（志免町）、粕屋町のイオンモール福岡周辺を対象に加え、サービスが利用可能なエリア面積は開始当初の３倍以上となった。今後さらなる増加が見込まれる観光客や出張客の利用のほか、新たにベスト電器スタジアムがサービスエリアに加わったことで、試合やイベント時の利用を見込む。今回の追加エリアでは福岡空港南駐輪場、Ｅスペース福岡東店（志免町別府２丁目）駐輪場にポートを設置。店舗やオフィスの軒先、駐車場の一部などを活用するポートオーナーを募集しており、今後も拡大を進めていく。
同社では「福岡空港と博多駅は直線距離で約２㎞と、自転車での移動に適している。新たな移動の選択肢を提供することで利便性を高めるほか、周辺地域の交通課題解決に寄与したい」と話している。
同社は２０１９年７月設立。資本金は２千万円。福岡のほか東京、名古屋、熊本に拠点を置く。