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福岡空港国内線カウンターが全面リニューアル 日本航空


週刊経済2022年3月22日発行

自動手荷物預け機の運用開始で

日本航空(=JAL=東京都品川区、赤坂祐二社長)は3月15日、福岡空港国内線ターミナル1階の国内線チェックインカウンターに導入した自動手荷物預け機(Self Baggage Drop=セルフバゲージドロップ=以下SBD)の運用を開始、昨年から進めてきたチェックインカウンターの全面リニューアルを終えた。
2020(令和2)年12月に羽田空港からスタートした「JAL SMART AIRPORT」の一環でリニューアルを進めてきたもの。新千歳、伊丹、那覇に次ぐ全面リニューアルとなった。福岡では昨年までにグランドスタッフが対応するカウンターのリニューアルを終え、すでに運用を始めているが、SBDの運用は初めて。完全セルフで利用ができ、カウンターに並ぶことなく、スムーズに手荷物を預けることが可能。カウンター中央部に設置されたSBDは8台。利用者はSBDの手前に設置された非接触対応の自動チェックイン機で手続きを済ませた後、SBDで手荷物を預ける。SBDと自動チェックイン機にはタッチレスセンサーが取り付けられており、操作画面に触れることなく、搭乗手続きができる点が特徴。これに伴い、繁忙期は最大30分を要していたカウンターでの搭乗手続き時間が最短5分まで大幅短縮されるという。
JAL福岡空港支店の斉藤久美子支店長は「SBDサービスはすべてタッチレスで完結できる点が特徴。搭乗手続きにかかる時間が大幅に短縮することで、より快適な空の旅を提供できるようになった。今後も搭乗ゲートの刷新や機能の拡張に取り組んでいきたい」と話した。