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福岡礦油と谷弥商事を吸収合併 谷弥石油
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週刊経済2022年5月3日・10日発行合併号
業務効率化図る
不動産開発、飲食事業などの㈱谷弥(直方市神正町、谷弥壽彦社長)を中核企業とする谷弥グループで、石油販売の谷弥石油㈱(同)は、4月1日付で石油販売の福岡礦油㈱(同)と損保・生保代理業、中古車買取・販売の谷弥商事㈱(同)を吸収合併した。
近似する業態の会社を集約し、分断していた業務の一本化で効率化を図る狙い。SS(ガソリンスタンド)、総合エネルギー、保険、ビークル(自動車の法定点検・整備、板金塗装など)の4事業部を置き、法人営業の強化やEV車販売への参入を目指す。
谷弥石油は1965年4月設立。資本金4千万円。2022年3月期売上高は55億6556万円。従業員103(正社員30、パート・アルバイト73)人(3月末時点)。福岡礦油は1962年7月設立。資本金2千万円。2022年3月期売上高は6億9815万円。従業員27(正社員8、パート・アルバイト19)人(同)。谷弥商事は1977年9月設立。資本金2300万円。2022年2月期売上高は5億5393万円。従業員19(正社員17、パート・アルバイト2)人(同)。
新体制の谷弥石油は資本金5千万円。従業員147(正社員53、パート・アルバイト94)人。今回の合併で同グループは㈱谷弥、谷弥石油㈱、㈱エンドレス、㈱酒まつり、㈱サウスノーの5社体制となった。谷社長は「グループ内顧客の相互乗り入れを推進し、多角化経営を強化していく」と話している。
谷社長は直方市出身。1957年6月28日生まれの64歳。福岡大学工学部土木工学科(現:社会デザイン工学科)卒、趣味は写真。