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福岡県SDGs登録制度に認定 岡本土木


週刊経済2023年2月21日発行

地域貢献活動などを実施

官公庁の元請け工事を中心で、一般土木・舗装・港湾の施工管理を手掛ける岡本土木㈱(北九州市小倉北区貴船町、前田英明社長)は2月7日、福岡県が推進するSDGs登録制度の第1期登録事業者に認定された。
県は2022年にスタートした「SDGs登録制度」において、SDGsに積極的に取り組む企業・団体を広く公表し、SDGsへの貢献を「見える化」している。対象は県内に事業所等を置く法人、その他の団体、個人事業主で、登録要件はSDGs達成に向け具体的な取り組みを実施している(または1年以内に実施する)ことと、SDGs達成に向けた取り組み方針や重点的な取り組みを宣言していること。同社はSDGs達成の重点的な取り組みとして、長年、北九州市消防団協力事業所の消防団活動、自治会の夜間パトロールや子ども見守り運動など北九州地域に根づいた活動を実施。近年は職場環境の整備に着手するほか、ICT技術を活用した効率的な施工体制、現場では環境配慮型の建設機械を活用している。前田社長は「社員一丸となってSDGs達成への取り組みをさらに推進していきたい」と話している。
同社は1917年4月創業。50年5月設立。資本金3200万円。従業員72人。社員の半数以上が公共工事で必須資格の一級土木施工管理技士を保有、高い施工管理力が強み。2022年6月期売上高は34億円。