NEWS

  • 地域

福岡県発明協会会長賞を受賞  ゼンリン    目的地出入口までの経路誘導システム


 住宅地図メーカーの株式会社ゼンリン(北九州市戸畑区中原新町、高山善司社長)は11月21日、公益社団法人発明協会の平成28年度九州地方発明表彰において福岡県発明協会会長賞を受賞した。
 地方発明表彰は地方における発明の奨励と育成を図り、科学技術の向上と地域産業の振興を目的としたもので、受賞したのはカーナビゲーション用地図データに使用されている「ドアtoドアを目指した経路誘導システム(特許第5792475号)」。同システムはカーナビによるルート案内が目的地付近で終了してしまう問題の解決に開発したもの。従来のカーナビ用ネットワークに加えて、目的地となる建物の出入り口情報(出入り口が複数のビル、戸建て住宅の玄関など)と、車両が通行できない狭い道や橋、階段などを含む歩行者ネットワークまで整備してデータベース化している。
 同社は1948年2月創業、1961年4月設立、資本金65億5764万円、従業員数は2005人。